シンセティック・ポジション
オプションのシンセティック・ポジションとは、
“合成的に”株式や先物の「買い」、または株式や先物の
「売り」と類似のポジションをコールとプットの売買の組合せによって
作り市場変動の方向性を提えて利益を得る戦略であります。
○ブル・シンセティック
・先物の「買い」と同じく、市場の上昇によって利益を得るポジション。
同銘柄(市場)同限月の「コールの買い」と「プットの売り」の組合せです。
○ベア・シンセティック
・先物の「売り」と同じく、市場の下落によって利益を得るポジション。
同銘柄(市場)同限月の「コールの売り」と「プットの買い」の組合せです。
ポイントになるのは権利行使価格の選び方になります。
受け取りプレミアム−支払いプレミアム=クレジット(=プラスになる)
ような選び方が、基本となります。
シンセティック・ポジションの
メリットは相場の方向性をとりながら、
単純な「オプション買い戦略」や先物のポジションよりも、
リスクの小さなポジションがとれるところにあります。
●どういう条件のときに仕掛けるのか?
★市場が上昇すると予想するとき
→ブル・シンセティック(同銘柄(市場)同限月の「コールの買い」
と「プットの売り」の組合せ)
★市場が下落すると予想するとき
→ベア・シンセティック(同銘柄(市場)同限月の「コールの売り」
と「プットの買い」の組合せ)