日経225オプション価格決定要因 原資産価値
原資産価格(日経225オプション取引では、日経平均株価)
の上昇・下落はプレミアムに大きな影響を与えます。
それは、オプション取引は原資産を買いつけたり売りつけたりする
権利を売買するものですが、
実際は、原資産を売買しているのと変わらないからです。
日経平均株価が「上昇」すればコール・オプションのプレミアムは上がり、
プット・オプションのプレミアムは下がります。
逆に日経平均株価が「下落」すればコール・オプションのプレミアムは下がり
プット・オプションのプレミアムは上がります。
ですから、日経225オプション取引の売買戦略を立てる際に
日経平均株価を十分に研究・検証することは不可欠ということになります。
日経平均先物を研究
ただし、
現物指数の日経平均株価ではなく日経225先物取引のように
日経平均先物を研究・検証しましょう。
なぜなら
日経平均先物取引と日経225オプション取引を
兼任している機関投資家のトレーダーの多くが、
@先物のポジションをオプションでヘッジする
A逆にオプションのポジションを先物でヘッジする
B両市場の動きをにらみながら両市場で取引を行なう
といった行動をとることから、
お互いに影響を与えあっている要因で
プレミアムの変化が、
日経平均先物に敏感に反応するケースが結構あるからです。