オプションの セータ(シータ)(θ)
セータ(シータ)(θ)とは、時間価値の減少を示す数値です。
具体的には、ほかの条件(原市場、ポラティリティ等)が一定のとき、
オプション・プレミアムの中で1日に減少する時間価値を指します。
例えば、現在あるオプションの価格(プレミアム)が5ドルだとします。
同オプションのセータが0.05であれば、このオプションの価格は、
ほかの条件が一定のとき、翌日には4.95(=5.00−0.05)
になります。
そして、セータ(シータ)(θ)特徴は、
「満期までの期間が短いほど、
プレミアムに対する比率が大きくなります。」
以下は日経225コールのプレミレアムとセータです。
セータ(シータ)(θ)がマイナスの数字で表示されているのは、この数値ぶんだ
けプレミアムから“減少”するからである。
例えば、
@2008年1月限
17000 コール
プレミレアム 20
セータ −0.80
ですと・・・。
2006年1月限のコール価格に占めるセータ(シータ)(θ)の割合は
0.80÷20×1 0 0=4%
A2008年2月限
17000 コール
プレミレアム 60
セータ −1.35
ですと・・・。
2006年2月限のコール価格に占めるセータ(シータ)(θ)の割合は、
1.35÷60×1 0 0=2.25%
B2008年3月限>
17000 コール
プレミレアム 100
セータ −1.42
ですと・・・。
2006年3月限のコール価格に占めるセータ(シータ)(θ)の割合は、
1.42÷1 0 0×1 0 0=1.42%
このように、当限ほど時間価値の減少率が大きいのです。
つまり、時間価値はオプションの期日が迫るにつれて
より急激に減少するのです。
(詳しくはタイムディケィのページへ)