プレミアム
オプションには、プレミアムと他ばれるものがあります。
これは、何かといいますと、オプションでは、買う権利であれ、
売る権利であれ、権利を“売買”するわけですから買う
ときにはお金を支払うことになり、
売るときには権利を売った代金をもらえるという
普通の商行為と同じように“お金”のやりとりが生じます。
この権利の以下の売買で用いられるのが、プレミアムなのです。
「買う権利」を買う「買う権利」を売る
「売る権利」を買う 「売る権利」を売る
このプレミアムはボラティリティ（変動率）や
原市場価格、権利行使価格など、市場の条件によって変わってきます。
オプションではプレミアムの上げ下げが利益の源泉になります。
「プレミアムの安いところで買い、プレミアムの高い」
ところで売って利益を得る。
「プレミアムの高いところで売り、プレミアムの安い」
ところで買い戻して利益を得る。
の２つのパターンが、基本となります。
これは、株式投資では、株価の動きが利益の源泉になっていて、
ある銘柄を買った場合には買った銘柄の株価の値上がりで、
銘柄を売った場合には売った銘柄の値下がりで利益を得るのと似ていますが、
先ほど述べましたように、プレミアムは原資産上昇または
下降による変動ならびに、ＩＶ（インプライド・ボラティリティ）
の上昇または下降などによって変動します。
これが、株式投資とは、大きな違いになります。
しかしながら、実際には、オプション売買では、多くのケースで、
「買う権利」を買う「買う権利」を売る
「売る権利」を買う 「売る権利」を売る
という、反対売買を行わずに権利消滅になります。
この場合は、オプションの買い手は買い玉を「ゼロ」の価格
で売却し、売り手は売り玉を「ゼロ」の価格で買い戻したのと同じ
効果があります。
