権利行使価格とプレミアム
「権利行使価格」と「プレミアム」について説明しましょう。
「権利行使価格」と「プレミアム」についての取引事例を見ていきます。
例えば、
「日経225オプション2008年10月限11400−コール」が、
300円で取引きされてたとします。
また、現在の日経225の価格は1万2000円であるとしましょう。
「2008年10月限」というのは、オプションの有効期間が切れる
(満期となる)月を示します。
つまり、オプションの「満期」を示す月が「限月」です。
この例では10月(第2木曜日)がそれにあたります
また、日経225オプションにおいては、
日経225そのものが売買されているのではなく、
日経225を買う、または売る「権利」のみが売買されて
いることを示しているのが、
「11400−コール」です。
「11400−コール」の11400はオプションの
「権利行使価格」を表わします。
(買う権利=コール)(売る権利=プット)
つまり、このオプションは日経225を11400円で
2008年10月(第2木曜日)までに買う「権利」が300円で
取引されることになるのです。
この例の300円が、「プレミアム」です。
実際に取引するときは、レバレッジが効いてますので、
300円を1000倍した価格を「1単位」として売買します。
つまり、この例では、「11400−コール」を
30万円で購入・売却できることになります。
ちなみに、「プレミアム」の最低価格は1円ですから、
手数料を考慮しなければ、「プレミアム」が、1円の場合は、
1000円で取引されます。
オプションは1単位以上購入・売却することも可能です。
そして、オプション1単位は、「1枚」とカウントします
1円のプレミアムのオプションを100枚購入するなら、
100万円が必要ということになります。